意見には責任がつきまとう、という話

  ママとパパのためのThinking Salon 第4回は、9月13日(土)午後の開催を予定しています。

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こんにちは。Wonderful Kidsの狩野みきです。

子どもの考える力・伝える力を伸ばす「コミュニケーション能力プログラム」のレッスン(オナーズ上級クラス・アドバンスト中級クラス、各全10回)の8回目を昨日無事、終了。

オナーズの子どもたちは、「意見を考え、伝える達人」ぶりにさらに磨きがかかってきました。

実は、考えて伝えるというパワーを身につけたからこそ、注意しなければいけないこともあります。

昨日はレッスン中、無意識の内にステレオタイプで語ることがいかに危険か、ということを(もちろん「ステレオタイプ」なんて言葉は使いませんが)ひょんなことから子どもたちに話すことになりました。

せっかく一生懸命考えた意見なのだから、相手にきちんと伝わらないともったいないよね、本当は「自分が知ってる50人の人」だけについて話しているはずなのに、「世界中の人みんな」について話しているように相手に誤解されたらもったいないよね。

自分は「そんなつもり」じゃなくても、相手の立場からしたら「そんなつもり」に聞こえて、そのせいで相手がイヤな思いをしたとしたら…悲し過ぎるし、そんなこと、絶対にやっちゃいけない。そんな話をしました。

話し終わると子どもたちが、「先生、なんだか選挙のときに車の上に立って必死に話してる人みたい」と言ってきました。

たしかに熱が入り過ぎたかも…

でも、自分の意見のせいで誰かを傷つけるようなことはしてはいけないということを、「考え、伝える達人」になった子どもたちだからこそ、わかってほしかったのです。

自分で自由に選択して発言できるということには責任がつきまとう、ということを、子どもたちはいつ、本当の意味で理解してくれるでしょうか

一方のアドバンスト・クラスは、プレゼンのトレーニングに入りました。

照れくさそうだけど、楽しんでくれている様子。「伝える」達人に、昨日はまた一歩、近づきました。

最終回でのプレゼンでは、その効果がどれだけ出るでしょうか。楽しみです。

それにしても、私が何を話しても、私の目を見て、きちんと話を聞いて、その上で「対話」してくれる子どもたち。すごいなあ、ありがたいなあ、と思うこと、しきりです。どうもありがとう。