月別アーカイブ: 2013年4月

「グローバル水準の作文」を目指す講座、開講!

☆ 小学生の考える力と伝える力を伸ばすコミュニケーション能力プログラムの初級クラス(2期生)にもれてしまわれた方、夏には3期生を募集する予定でおります。まことに申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただけますか。よろしくお願いいたします。
 お子さんとの対話を楽しむためのムック「with SNOOPY—YOU CAN BE ANYTHING」(学研)、好評発売中です!

 Wonderful☆Kidsは、子どもたちの考える力を伸ばし、「生きる力」を伸ばすスクールです。
——————————————————————————————————————————————

こんにちは。Wonderful Kidsの狩野みきです。

5月末より、グローバル水準の作文を目指す講座(全10回)を開講します(お申し込みのリンクは末尾にございます)。

名づけて、「作文塾」。対象は小学3-6年生です。

うちの子は作文が苦手で…
うちの子は普段「なんとなく」作文を書いているけれど、それでいいの?

という保護者の方の声を、よく耳にします。

そもそも、作文とは何でしょうか。作文とは、「自分の思いを言葉にして、文章という形で読む人にそれを伝える」作業です。つまり、作文は、子どもたちの大事な表現スタイル、コミュニケーション・スタイルの一つなのです。

作文塾は、いわゆる「日本の作文」を追究する講座ではありません。英語・日本語両方の文章の書き方を20年指導してきた狩野の丁寧な指導のもと、相手に「伝わる」作文を子どもたちが模索し、日本語でありながら「グローバル水準に見合った作文」の書き手に育っていくためのものです。

「グローバル水準に見合った作文」を書くためには、様々な力が要求されます。例えば、読み手の立場に立って考える力。自分できちんと考える力。そして、論理力・構成力・ストーリー力。全て、プレゼン力につながっていくスキルでもあります。プログラムでは原則、子どもたちが自分の作文を何度も書き直してバージョンアップしていくスタイルをとりますが、子どもたちの作文が目に見えてブラッシュアップされていく様は、実に感動的です。

ベーシック・クラスではとにかく「書く」ことに自信をつけるために、ひたすら書いて自らバージョンアップをし、「グローバル水準に見合った作文」のイロハを身につけます。そして、ベーシック・クラスを卒業した子どもたちがさらに「読ませる」作文を模索し、お友だちの作文をpeer review(相互評価:互いの作文を読んで、良いところやもっと伸ばせるところを指摘し合う議論のこと)するのがアッパー・クラスです。書くことによって思いをきちんと伝えることも、議論のマナーを身につけることも、グローバル社会では当然のこととして求められるスキルです。すべてのベースとなる作文力を身につけることによって、その他の力の伸びもぐんと違ってくることを実感して下さい。

お申し込み、お問い合わせは、こちらまでお願いいたします。

コメントはこのサイト上のコメント・ボックス、あるいは、Wonderful☆Kidsのフェイスブックページにお寄せ下さるとたいへん嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

お母さんの気持ちになって考えてみる

☆ 小学生の考える力と伝える力を伸ばすコミュニケーション能力プログラムの初級クラス(2期生)にもれてしまわれた方、夏には3期生を募集する予定でおります。まことに申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただけますか。よろしくお願いいたします。
お子さんとの対話を楽しむためのムック「with SNOOPY—YOU CAN BE ANYTHING」(学研)、好評発売中です!

 Wonderful☆Kidsは、子どもたちの考える力を伸ばし、「生きる力」を伸ばすスクールです。
——————————————————————————————————————————————

こんにちは。Wonderful Kidsの狩野みきです。

2月からスタートした、コミュニケーション能力プログラム2期生のプライマリー(初級)クラス。

子どもの「考える力」「伝える力」を伸ばす本プログラム(全10回)は昨日、4回目が終了しました。

2期生の子どもたち10数名(プライマリーさんと呼んでいます)は「考える芽」をメキメキと伸ばしています。

プログラムは隔週で、それも、消化したのはまだ4回きり。それなのに、「考える」「意見を持つ」とはどういうことか、考えることがどれだけ楽しいか—ということを、子どもたちは感覚的にわかってきているようです。

今日は、そんなプライマリーさんたちのステキな意見をご紹介します。

子どもたちにはよく、「他の人の立場に立って考える」ということをさせるのですが、先日、プライマリーさんたちには「お母さんの立場に立って考えてみる」というお題を出しました。

子どもたちからは「子どものためを思っている」「高すぎるものは買わない」「家が狭くなるからオモチャはあまり買わない」などの意見がたくさん出て、2児の母としては思わず苦笑してしまいましたが…

ほとんどの子どもが言うには、「お母さんの考えていることは大体わかるよ」。親としてはこれまたドキッとしてしまうのですが、そこで子どもたちに、「お母さんが何を考えているか、口にしなくても、あなたたちにはわかっちゃうの?」と尋ねてみました。

子ども「わかるよ!いちばんよく知ってる人だから!」
子ども「大好きな人だから」
子ども「そうそう!いっつも一緒にいるもん」
私「いっつも一緒にいる人の気持ちなら、誰の気持ちでもわかっちゃうの?」
子ども「うーん…誰でもってことはない…かな…」

こんなやり取りを交わす内に、子どもたちは「なんでボク・私はお母さんの気持ちだけはわかっちゃうんだろう?」と頭を抱えてしまいました。

すると、一人の男の子(当時小3)が「ボクはお母さんの気持ち、絶対にわかるよ!」と言ってきました。

「すごいね!どうして『絶対わかる』って言えるの?」

とツッコミを入れてみると、自信に満ちた表情でその男の子が答えてくれたのが…

「だって、ボクはお母さんのお腹から生まれてきたから。だからわかるんだよ。」

なんて素敵な意見でしょうか。聞いている私の方が目頭が熱くなってしまったほどです。

もしかしたら、この男の子は本当にお母さんの気持ちがわかるのかもしれません。でも、もしかしたら、本当はわからない時だってあるのかもしれない。

実は、「考える力」という観点からすれば、どちらでもいいんです。「ボクはお母さんの気持ちがわかるんだ」という主張に、「なぜならお母さんのお腹から生まれてきたから」という理由を自分で見つけてくること。自分の意見に自信を持って堂々と発言すること。それが、考えることの大事な大事な「はじめの一歩」なのですから。

プライマリーさんたちのほとんどは、この後、アドバンスト(中級)、オナーズ(上級)と、考える力に磨きをかけていくことになります。オナーズさんぐらいになると、私がどんな球を投げても確実に立派な意見を言ってくれるようになります。1時間のプログラムが終わると「あー、脳ミソ全部しぼり出しちゃった!」と言う子もいるほど。

そんな考えもあったのか!すごいね!と子どもたちにはいつも気づきやワクワクをもらっています。

プライマリーさんたち、これからどう成長していくでしょうか…ますます楽しみになってきました。

コメントはこのサイト上のコメント・ボックス、あるいは、Wonderful☆Kidsのフェイスブックページにお寄せ下さるとたいへん嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。