月別アーカイブ: 2012年4月

日本テレビのサイトにて紹介されました!

Wonderful☆Kidsは、子どもたちの考える力を伸ばし、「生きる力」を伸ばすスクールです!
Wonderful☆KidsについてのTEDトークの全文(英文)はこちら
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こんにちは。Wonderful☆Kids の狩野みきです。

ちょっと前のことになりますが、春の嵐が吹き荒れた3月のある日、「ママのためのクリティカル・シンキング—人生の決断を悔いなきものにするために」と題したワークショップを行ないました。Wonderful☆Kidsでは子どもたちに「生きる力の源である、考える力」を教えていますが、そのベースになっているのが「クリティカル・シンキング(じっくりと多面的に、主体的に行なう思考法)」です。

いつも育児や家庭のことが優先で、自分のことはなおざりになってしまって…と仰るママは多いです(私もふと気づくと自分のことがおろそかになっています…)。だからこそ、特別に時間を作って自分の人生に向き合い、人生の決断についてじっくりと考えてもらいたい、という趣旨で開催したワークショップ。悪天候にもかかわらず、多くの方が集まって下さいました。

その時のワークショップの様子が、日本テレビの「ママモコモ」のサイトにて紹介されました。記事はこちら

「ママモコモ」という名前には「ママも子もHAPPYになりますように!」という願いが込められているそうです。ステキですね!

こちらの記事でも紹介されていますが、このワークショップはなんと子連れOK。私も二人の子どもを連れて行きました。初めての場所、初めてのお友だち…で子どもたちは泣いたり騒いだりしてしまうのでは、と行くまではとても心配でしたが、全然平気!主催者の方たちの「子どもにやさしい環境づくり」はすばらしく、おかげで私も思う存分、参加者の皆さんと人生についてじっくりと考えることができました。

実は、私が教えているところを子どもたちに見せたのはこの日が初めて。嵐が止んだ帰り道、子どもたちに「今日はつき合ってくれてありがとう〜」と言うと、小3の娘が「ママの教えている姿、かっこよかった」と言ってくれました。嬉しいこと言ってくれるなぁ、と思っていたら、4歳息子がすかさず「あのね、ママがお仕事している間、話しかけちゃいけないと思ったから向こうでちゃんと遊んでたんだよ。話しかけられたら困るでしょ」。

子どもに要らぬ気遣いをさせて悪かったかな、と思いつつ、でもそんなことがわかるほどに成長してくれたことが、嬉しくも感じられました。そして、主催者の方たちのお心遣いにあらためて感謝…

主催者の皆さま、そしてご参加下さった皆さま、本当にありがとうございました!

交渉術でも、説得する力でもない、「伝える力」

Wonderful☆Kidsは、子どもたちの考える力を伸ばし、「生きる力」を伸ばすスクールです!
Wonderful☆KidsについてのTEDトークの全文(英文)はこちら
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こんにちは。Wonderful☆Kids の狩野みきです。

Wonderful☆Kids では、critical thinkingという、アメリカでは幼稚園から教えられている思考法をベースとした「考える力」を子どもたちに教えています。

考えることを通して、子どもたちに最終的に身につけてもらいたいのは「生きる力」です。この生きる力を支えている5つの要素とは…

自信
自分はすばらしい存在だと思えること
思いやり
思いを伝える力
知識を活かす力

だと考えています。

「自信」については以前(こちら)、そして「思いやり」については前回(こちら)このブログで書きましたが、今回は「思いを伝える力」について書きたいと思います。

思いを伝える力とは、何でしょうか。

それは、ボク・私はこんなことを思っているんだ、ということを相手に伝えることです。交渉するためでも、主張を通すためでもなく、とにかく「そんな風に思っていたんだね」と相手に、自分のことを理解してもらうこと。

自分の伝えたい「思い」は、考えることによってより伝わりやすい形となっていくと思います。

Wonderful☆Kids では、考えることを通して「自分の思いを伝えるアクティビティ」を行なっていますが、これは、思いを伝えるためには独りよがりであってはいけない、ということを子どもたちに体感してもらうためです。

例えば、ピアノのお稽古をやめたい、と思っているAちゃん。ママに勇気をふりしぼって「やめたい」と言ったとします。でも、「やめたい」の一言だけでは、Aちゃんが本気でやめたいと思っているのか、気まぐれなのか、ママにはわかりづらいですよね。

自分の思いを他の人に伝えるためには、まずは自分自身がその「思い」についてしっかりと理解している必要があります。自分の本当の思いは何なのか、ということですね。ワタシ(=Aちゃん)は本当にピアノをやめたいと思っているのかな。どうしてやめたいんだろう。ピアノがキライだから?なんでキライなのかな。この間先生に叱られたから?全然うまくならないから?他にしたい事があるから?…などなど。

考えを深めて「本当の思い」を知るためには色々な方法がありますが、その中でもとりわけ大事なのが「どうして?」と問うことです。「思いを伝えるためのアクティビティ」では、私や、まわりの友だちが「どうして?」と聞いて、子どもたちの考えを引き出しやすくしています。

「どうして?」と考え続けていくと、ピアノをやめたい気持ちの奥底には、例えば「私はピアノじゃなくてサッカーがしたい」という気持ちがあること、さらに、サッカーをしたいのは、(例えば)澤選手をテレビで見て感動したから、などの理由があることに気づきます。この「どうして?」という問いがとても大事だということ、そして、相手に自分のことをもっと理解してもらうためには理由を言った方がいい、ということに子どもたちは気づいていくのです。

説得するためではなく、「ボク・私ってこんな人間」と相手にわかってもらうためにきちんと伝える。どんな伝え方をすれば相手がより理解してくれるのか、考える。

友だちや家族とわかり合って生きていくための、大事なたしなみだと思います。