スポーツと「考える力」

3月2日、TEDxTeachers@Tokyoにて「子どものためのCritical Thinking Project」について話させていただきます!

facebookページをこちら作りました!

☆        ☆        ☆    ☆    

こんにちは。「子どものための Critical Thinking Project」を主宰しています、狩野みきです。

海外の学校では子どもたちに「考える」ことをどのような形で教えているのか、色々な方にお話をうかがっては参考にしているのですが、つい先日、中高時代をアメリカで過ごした友人からとても興味深い話を聞きました。

アメリカの学校では、スポーツ系のクラブに入る前にはほとんどの場合「入部テスト」(英語では tryout と言います)を受けるのだそうです。入部テストに受からなければ入部は認められないし、無事入部した後も、チームにあまり貢献していないと判断されると「クビ」になってしまうとか。

プロさながらのなんとも厳しい世界ですが、入部テストは一度落ちてもまた次の年チャレンジできるので、ここで「考える力」が試されるのだ、と友人は話してくれました。

「どうしてもその部に入りたい場合は、どうやったら合格レベルに自分を持っていけるか、必死で考えるんだよ。自分はこれは得意だけど、あれは不得意…とまずは自分の力を見きわめる。不得意分野を克服するためには何が必要か自分で考えて、自分で行動する。」

試合は想定外のことがいっぱい起きるからこそ、アスリートには自分で考えて行動する力が求められる—という話を、以前スポーツ・ジャーナリストの方からうかがったことがあります。

「考える力」とはすなわち、自分で道を切り開くための必須力なのだと思います。そしてこの必須力が求められるのは何も、スポーツに限ったことではないのですよね。