月別アーカイブ: 2013年2月

アドバンスト・コース(1期生)、終了!

小学生の考える力と伝える力を伸ばす「コミュニケーション能力プログラム プライマリー(初級コース)」(隔週、全10回)2期生の募集は、おかげさまをもちまして定員に満ちたため、締め切らせていただきました。夏には3期生の募集を予定しておりますので、今回惜しくももれてしまわれた方、申し訳ございませんが、今しばらくお待ち下さいますか。よろしくお願いいたします。
 Wonderful☆Kidsは、子どもたちの考える力を伸ばし、「生きる力」を伸ばすスクールです。
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こんにちは。Wonderful Kidsの狩野みきです。

小学生対象の「コミュニケーション能力プログラム アドバンスト(中級コース)」(1期生) が昨日、無事終了しました。

本プログラムは、子どもたちの「考える力」と「伝える力」を伸ばすために開発されたもので、子どもたちは対話を重ねながら、「考える・伝えるとはどういうことか」というテーマをめぐって、自分たちだけの答えを探していきます。

昨日アドバンスト・コースを終えた子どもたちが本プログラムの「プライマリー(初級コース)」に初めて来てくれたのは、ちょうど1年前。意見を持つという感覚もおぼつかない感じで、自分の考えに自信を持てなかったり、「どこかにあるかもしれない正解」におびえたり、相手の話をさえぎってしまったり…ということもけっこうありました。

でも、その後、毎回のレッスンを通して、考えるということはどういうことか、だんだん肌でわかるようになりました。そして、自分の意見と同じように他の人の意見も大事だということや、相手の立場に立つことの大切さを、ディスカッションを通して実感したようです。

そして迎えた、アドバンスト・コース最終日。最後を飾ったのは、子どもたちの発表でした。

テーマは、「2030年、こんな世界になったらいいな」。子どもたちは、自分たちにとって「幸せな世界」とはどんな世界か、ということを一生懸命考えて話し合って、発表内容を作り上げました。

その発表は、まさに「有終の美」の一言。私は感動のあまり涙をこらえるのが必死でした。「自分たちの大事な考えを、皆に伝えたい」という気持ちがひしひしと伝わってくる名発表で、もはや、1年前の彼らとはまるで別人でした。

その成長ぶりに「まるで別人」などと書いてしまいましたが、実は別人でもなんでもないんですよね。

子どもは誰でも、本当に、無限の可能性を秘めています。昨日の見事な発表も、その可能性が花を開いただけで、その花を「咲かせた」のは講師の私ではなく、子どもたち自身なのですから。

私は子どもたちに「教えている」という感覚はありません。ヒントを与えて、問いかけて、考えを引き出して、背中を押してやっているだけです。背中を押されると、子どもって、自分の力で見事に成長していくんですよ。「自分で成長できた」ということが、自信と自己肯定につながっていくのだと信じています。

保護者の方々はよく、「コミュニケーション能力プログラムに参加するようになって、うちの子どもは本当に変わりました」とおっしゃって下さいます。

具体的にどう変わったかとうかがってみますと、「自信がついた」「学校でもよく発表するようになった」「相手の立場を考えるようになった」「親とのコミュニケーションがずっと深いものになった」などと教えて下さいました。

「考える力」「伝える力」は、英会話や水泳などとは違って、「英語で自己紹介ができるようになった」「25m泳げるようになった」などのように、誰の目にもその効果のほどがすぐにわかるものではないと思います。でも、いちばん近くにいらっしゃる保護者の方が、お子さんの「変化」をこのように感じて下さっていると聞いて、とても勇気づけられました。

私が本プログラムで感じる最大の喜び…それは、子どもたちが、そのすてきな考えを惜しげもなく私に与えてくれることです。「そうか、そういう考え方もあるね!すごいね!」と何度、大切な気づきをもらったことでしょう。みんな、本当にありがとう。

本プログラムには、今月末から2期生が新たに「入学」してきます。そして、アドバンスト・コースを修了した「達人さん」たちは、さらに上級コースに進みます。

今度はどんなすてきな考えと出会えるでしょうか。今からワクワクが止まりません!

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